【肥満の考察②】食べる量を減らし、運動をするとやせるのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。
肥満の考察のシリーズ2回目です。
ダイエットに取り組むときに一般的なのは食事の量を減らし、運動をすることですね。この方法は本当に有効なのでしょうか?
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食べる量を減らし、運動量を増やしても痩せない

近年の研究で食べる量を減らして、運動量を増やしても思った通りには痩せないことが明らかになってきました。
肥満が日本以上に健康問題になっているアメリカで実施された試験です。アメリカ国立研究所によって実施された試験は以下のような内容です。(発表は2006年、試験期間7.5年)

試験人数 5万人
性別 閉経後の女性
平均体重 約 77 kg
平均BMI 約 29

この人たちを食事・運動を管理するグループ(グループA)と何もしないグループ(グループB)に分けて7.5年間にわたり体重の変化を追跡しました。

食事量 運動量
グループA 1778 kcal 14%増加
グループB 1446 kcal 増やさない

結局体重が変わらなかった

みなさんはこの2つのグループの体重変化がどうなったと思いますか?食事・運動管理に励んだグループの体重が痩せると思いますよね?では結果を見てみましょう。

1年後 2年後 7.5年後
グループA 77 kg 77 kg 77 kg
グループB 75 kg(−2キロ 76 kg(−1キロ 77 kg

最初の2年目まではダイエットの効果がありますが、最終的に効果がなくなることがわかりました。

運動管理・食事管理の意味がない

この結果からわかることは体重を減らすことに『食事量を減らすこと』、『運動量を増やすこと』は効果が薄いと言うことです。なぜこうなるのか次回から解明していきたいと思います。

参考文献

1) JAMA. 2006 Jan 4;295(1):39-49.Low-fat dietary pattern and weight change over 7 years: the Women’s Health Initiative Dietary Modification Trial.
2) 『世界最新の太らないカラダ』(サンマーク出版)