抗生物質を使うべき状況とは?(のどが痛いとき編)

こんにちは薬剤師の赤羽です。前回の記事で、風邪で抗生物質はほとんど意味がないことが分かりました。今回は逆に抗生物質を使うべき状況についてです。
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喉が痛いとき

今回は喉の風邪に注目します。喉の風邪で抗生物質が必要なのは溶連菌感染です。典型的な症例では8-10日程度強い喉の痛みが生じます。唾を飲み込むのもつらいような状況です。また、放置するとリウマチ熱という重篤な後遺症を引き起こす可能性もあります。この場合は抗生物質で症状の緩和、感染性の低下、後遺症リスクの低下が期待できます。

溶連菌感染を疑うべき症状

次の表を参考にして、医療機関受診を検討してください。表の症状があれば、その点数を合計してください。合計点数から溶連菌感染の可能性を推定できます。

1点 38度以上の発熱
1点 顎の下の腫れ(リンパ節腫脹)
1点 扁桃腺の白苔を伴う発赤
1点 咳が出ない
1点 15歳未満
-1点 45歳以上

 

確率
4点以上 溶連菌感染の可能性が高い 51%
3点 医療機関で検査が必要 35%
2点 溶連菌感染の可能性は低い 17%
1点 10%
0点 1%

まとめ

ほとんどの風邪は家で寝ていれば治ります。でも、放置してはいけない風邪もあります。適切な知識を身に着けて、医療機関を上手に利用しましょう!心配な時は近所の薬局・ドラッグストアで薬剤師に相談しましょう。薬剤師は気軽に相談できる健康コンサルタントです。

参考文献

The validity of a sore throat score in family practice. CMAJ. 2000 Oct 3;163(7):811-5.