グレープフルーツジュースは飲めないのか?②

こんにちは。薬剤師の赤羽です。
今回はグレープフルーツジュース(GFJ)第2弾です。前回、GFJと薬の相互作用が大きいという話題を取り上げました。今回は「血圧の薬」とGFJの相互作用に焦点を当てて、掘り下げていきたいと思います。

血圧の薬はGFJと相性が悪いのか?

血圧の薬にはGFJの影響を受ける薬が多くあります。特にカルシム拮抗薬(CCB)という種類の薬には注意が必要です。それではCCBにはどんな薬があるのか見てみましょう(*1)。

先発 一般名 処方頻度
アムロジン アムロジピン  78.4%
アダラート ニフェジピン  9.6%
カルブロック アゼルニジピン  3.8%
アテレック シルニジピン  2.5%

表の薬を実際に飲んでいる方も多いのではないでしょうか?

どのくらい影響があるのか?

では具体的な影響を見てみましょう(*2)。下表のAUC比というのがGFJによって、体内濃度が増加する比率です。

一般名 AUC比
アムロジピン 1.08
ニフェジピン 1.47
シルニジピン 2.27

薬によって影響の大きさが異なるのが分かりますね。最大で血中濃度が2.27倍まで増加する可能性があります。しかもGFJの影響は3‐4日持続するため、注意が必要です。

まとめ

血圧の薬が効きすぎると、めまい、ふらつき、動機、顔が赤くなるなどの副作用が現れますので、そのような場合はまず安静にして、お医者さん・薬剤師に連絡しましょう!

参考資料

1)Ca拮抗薬:アムロジピンがシェアをさらに拡大(日経メディカル)
2)Major determinant factors of the extent of interaction between grapefruit juice and calcium channel antagonists Br J Clin Pharmacol v.62(2); 2006 Aug