本音をいいあえる環境は能力主義の排除から始まる

こんにちは薬剤師の赤羽です。前回のブログの続きです。活発な意見交換が良好な職場環境には必要です。しかし、正直に自分の意見を言うことは非常に難しいことです。なぜなら意見は批判され、評価されてしまうからです。批判と評価の恐怖に打ち勝つにはどうしたらいいのでしょうか?この批判や評価に脅かされて忖度してしまう思考を「集団思考」と呼びたいと思います。

安心感こそが必要

意見することにつきまとう不安や恐怖に打ち勝つには「安心感」が重要です。もし意見しても「集団思考」に流されず、みんながその意見について気持ちの良い議論ができるならとても良いことです。未就学児や小学校低学年くらいまでは「集団思考」にとらわれていないので自由な意見交換ができますが、年齢があがるにつれ難しくなっていきます。

能力主義が集団思考の原因

このような集団思考が発生する原因は色々とあると思います。その中でも最も大きな要因は「能力主義」だと考えています。能力主義により我々は細かくランキングされてしまいます。身分制度や階級社会がなくなったと言われていますが、より過酷な階級社会が能力主義によって作り上げられてしまっていると思います。

階級社会で生き残るには

厳しい身分制度、階級社会で生き残るには階級を少しでも下げないようにする戦略をとる人が増えると思います。これが「集団思考」です。階級を上げることは望まないが、下げないことこそが重要です。安定して現在の階級を維持することに全能力を集中することになってしまうのです。

リーダーは徹底的な能力主義の排除を目指す

組織のリーダーは「集団思考」にとらわれない自由な発想を持ったチームを作るために徹底的に能力主義の排除に勤める必要があります。人を能力で判断するのではなく、その人を大事な一人の仲間として捉えることが重要です。

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