厳しい組織は良い組織なのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。職場や学校、部活などで厳しい組織ってありますよね?甘えていない感じでみんながみんなを監視し、緊張感があふれる組織です。一方で、みんなが和気あいあいとして仲良くやってる組織もあります。厳しい組織の方が、仲良し組織よりも優れたパフォーマンスを発揮しそうな感じがします。しかし、現実は違います。仲良し組織の方が優れたパフォーマンスを発揮するのです。仲良し組織のすばらしさを検討してみましょう

厳しい組織

人間は放っておくとすぐに怠けるから、厳しくしないといけないと思われています。頑張ろう、うまくなりたい、役に立ちたいという動機から自発的に成長しようとする人間の力を否定し、信頼しないやり方です。このやり方では行動の動機は外から与えられた強要であり恐怖です。人間は機械の様に柔軟な判断をしなくなり、決まった行動を正確にとるようになります。チームの人間はみんな敵です。

仲良し組織

仲良し組織は、頑張ろう、うまくなりたい、役に立ちたいという動機から自発的に成長しようとする人間の力を肯定し、信頼するやりかたです。このやり方では行動の動機は内的な成長欲求や貢献したい気持ちです。人間は柔軟に状況に対応する人間らしい行動をとるようになり、チームの人間はみんな仲間です。

現代社会に適応しているのはどちらか?

決められたことを決められたように実行する軍隊や工場ライン、事務仕事などでに、よけい気遣いは無用で機械のように動くことだけが期待されます。人間を機械化する厳しい組織が向いています。日本の学校教育は基本的に機械人間を作るシステムです。だから、厳しいのです。遅刻してはいけない、みんなと同じ行動をしないといけない、宿題をしないと怒られる。などです。こうすることで機械人間を育成します。

高度成長期は国内に製造拠点があり、多くの工員(機械人間)を必要としました。しかし、現代はそうゆう仕事は海外に移転されたり、ロボットやAIが担っています。ロボットやAIが解決できない問題を人間が担当しているのです。そこで、必要とされるのは状況の変化に柔軟に対応し問題解決ができる人間です。そのような人間を生み出せるのは仲良し組織です。

教育現場も職場も変革を迫られている

日本は急激に進む少子高齢化社会による社会保障の危機を迎えています。つまり、人間のケア(子育て、教育、介護、医療)がピンチに陥るのです。工場のラインと違い、ケアには決まりきった正確さよりも、臨機応変に対応できる人間力が要求されます。教育現場も職場もいつまでも厳しい組織を続けていては日本は滅びます。

参考

最強チームを作る方法(ダニエル・コイル)かんき出版