忙しく働くことは良いことではない!

こんにちは薬剤師の赤羽です。みなさんは忙しく働くことが「善い」ことだと考えていますか?多くの方が働き者は「善」で怠け者は「悪」と考えていると思います。インターネットやSNSでも「忙しい自慢」で溢れています。
20世紀の偉大な経済学者であるケインズは1日3時間働けば十分な世界になると予想しました。しかし、予想された未来である現代、人々は1日8時間以上働いています。これは「忙しいことが善いことだ」という見方が社会に浸透していることが一つの要因と思われます。一説によればこの世界の40%の仕事は意味がないとも言われています。意味がないことをしてでも、忙しくしたい世の中になってしまったんですね。このような無駄な経済活動のせいでストレスは増えるし環境も破壊されるのでいいことがありません。考え方を変える時が来たのかもしれません。

クソどうでもいい仕事

忙しいことが「善いこと」であるという考え方は、無駄な仕事(クソどうでもいい仕事:ブルシットジョブ)を増加させることの一因になっています。この世の中の40%があってもなくても、社会に影響がない仕事だということは、とても罪深いことです。実際にコロナ禍がブルシットジョブの存在を証明してしまいました。多くの就業者が活動自粛、自宅待機を余儀なくされましたが、それでも経済活動が回っていることからブルシットジョブが思ったよりも多かったことを物語っています。ブルシットジョブのせいで労働者はストレスが溜まるし、無駄なエネルギー消費により環境破壊も進みます。

ケアに満ちた社会

忙しいことが「善いこと」ではないという考え方浸透すれば、無駄な仕事(クソどうでもいい仕事:ブルシットジョブ)は一気に減少することでしょう。この世の40%の仕事はなくなり、労働時間を減らし、もっと必要なことであるケア活動(家事、介護、教育)に時間を使えるようになります。もちろん、環境破壊の勢いも弱まり、持続可能な経済が実現する可能性があります。

忙しいことを「悪いこと」とかんがえる

忙しいことを「悪いこと」とみんなが考えるようになれば、社会はもっと良くなります。無駄な労働がなくなり本当に必要なことに時間を割くことができるようになるのです。

参考

ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事の理論)デヴィッド・グレーバー(岩波書店)