amazonで病院の前の風景が変わる

こんにちは薬剤師の赤羽です。病院の前にはたくさんの調剤薬局が軒を連ねています。この景色が変わろうとしています。それはamazonの調剤業界への進出が噂されているからです。amazonの進出により患者さんは現実の薬局を利用しなくなります。特に待ち時間が長い薬局が利用されることはなります。その結果、病院の前の薬局が少なくなると思います。街から調剤薬局が徐々にすがたを消していくでしょう。

amazonの調剤業界進出

9月6日の日経新聞の記事でamazonが日本の調剤薬局業界に進出することが明らかになりました。進出の形態としてはオンライン服薬指導のプラットフォーム提供です。中小の薬局と手を組み国内市場に進出することになります。オンライン服薬指導の実績を十分に積んだのち、調剤薬局に医薬品を販売する卸業務に参入する可能性まで見ておく必要があります。

どうなるのか?

amazon調剤プラットフォームを使えば、アイコンをクリックするだけですべての手続きが進行します。服薬指導、支払い、医薬品発送までシームレスな対応が期待できます。おそらく、プライム会員は配送料も無料になるのではないでしょうか?

変わる景色

患者さんにとっては現実の薬局で薬をもらう意味はほとんどなくなります。特に長時間待たされるような薬局にわざわざ行くことはないでしょう。風邪などですぐに薬が欲しい例外の場合を除いて、現実の薬局を利用することはなくなるでしょう。大型ショッピングモールによって個人商店が駆逐されました。amazonによって、個人経営の書店が駆逐されました。それと同じように薬局にも大きな変化が到来することになります。

どんな薬局が必要とされるのか?

すべての薬局が駆逐されるのかといえばそんなことはありません。巨大資本の出現にも抵抗して、今でも元気に存続する個人店はたくさんあります。逆に巨大資本にはまねのできない商品開発で顧客を魅了するようなガレージブランドも出現している昨今です。そんな個人のお店はお客さんと対等で親近感のある仲間のような関係を築いています。薬局が生き残り、社会に貢献し続けるためにはそこにヒントがあるように思います。

参考

1)日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC053F60V00C22A9000000/