就職というシステムは無くなる?

こんにちは薬剤師の赤羽です。「就職」という文化が終わりを告げようとしています。それは企業の寿命が短くなり個人の働く期間が長くなっているからです。つまり、同じ企業で一生を終えることが難しいということです。誰かに仕事を自動的に与えてもらえるという考え方は通用しない世界が始まります。

縮まる企業の寿命と伸びる個人の就労期間

企業の平均寿命がアメリカでは短くなってきています。日本では企業の平均寿命は24年程度だそうです(1)。日本人の平均寿命は年々伸びてきており、平均退職年齢は70歳です(2)。20歳で就職しても退職するまで同じ会社に勤めることはできない可能性が高いということです。日本の場合は会社に勤めた後、いろんな部署に回されるので専門技能が身につきません。そのため、もし、40代以降で会社が倒産した場合、転職が難しくなります。特に中小企業は寿命が短く、平均20年です。日本人の7割が中小企業に勤めているため非常に切実な問題です(3)。

会社に勤めるという文化

日本人は会社に所属するという感覚が強いと思います。いってみれば、会社は村の機能を引き継いだのです。社員はみんな家族です。「どんな仕事をしていますか?」と聞かれれば「◯◯株式会社」で働いています。と答えます。このような感覚では、これからの社会では生きづらくなると思います。ひとに説明できるような専門性が必要になってきます。例えば「経理」、「人事」、「営業」、「品質管理」などです。わたしの仕事は「経理」です。などと回答することが必要になります。

一つの会社に所属する危険性

また、一つの会社に所属する文化も薄れていくものと思います。それはいつ倒産するかわからず危険だからです。複数の企業などに参画し、専門性を磨いていくことになると思います。また、専門性も一つに限らずに分散していくこともリスク管理として必要になると思います。

一つの企業に勤め続けられない世界は不幸なのか?

一つの企業に所属することができず、複数の会社に参画し、さまざまな専門性を磨かなければいけない世界をどう思いますか?非常に不安になると思います。しかし、私は逆に素晴らしい世界だと思います。今の社会ではみんな職場の文句ばかりです。嫌な会社ならすぐに辞めればいいと思います。でも、就職という文化がある限りその発想にはなりません。無理して同じ企業で働き続けなければいけない「就職」というシステムは滅びた方がいいと思います。

参考

1)東京商工リサーチ
2)ニッセイ基礎研究所
3)中小企業庁HP
僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない(岡田斗司夫)フリックス