漢方薬は効果を知ることでもっと効く?

こんにちは薬剤師の赤羽です。みなさんは漢方薬にどうゆうイメージを持っていますか?何にでも効果がある魔法の薬というイメージから、たいして効果が期待できないサプリメントのようなものくらいのイメージまでさまざまだと思います。

私は漢方は長い歴史に裏打ちされて確かな効果があると考えています。ただし、漫然と服用するよりも、どのような効果があるのかしっかりと理解して服用した方がより効果的だと考えています。

漢方は難しい

西洋の薬と違って漢方はその効果を理解することがとても難しいです。なぜなら、複数の生薬で構成されているからです。西洋薬のように一つの成分で構成されていて、痛み止め、胃薬、便秘薬というように単純に区別することができません。その代わり、同じ胃薬でもさまざまな種類の漢方薬があります。西洋薬で効果がない場合でも漢方なら効果がある場合もあるほどです。

体質改善が漢方の特徴

また、漢方薬は西洋薬にはない体質改善という効果があります。西洋薬の考え方は車の修理工場と同じです。故障した部分があるからその部分を直すという発想です。そのため、明確な故障(病気)がない場合はその効果を発揮することができません。一方の漢方薬は修理というよりは調整という考え方で使用することが多いです。これは車で例えるならレーシングカーのメカニックのような発想です。故障を修理しているわけではなくパーツの細い調整をしているのです。調整はなかな難しい仕事です。1箇所をいじればその他の部分に影響を及ぼしてしまうからです。複数の部分を繊細に調整していく必要があります。

修理工場とレースのメカニック

修理の場合は修理屋さんに全部お任せで良いと思います。それは明確な故障があり、修理には正解があることが多いからです。しかし、調整の場合は違います。レーシングカーの細かい動きの好みは運転している本人にしかわかりません。また、明確な正解がないことも難しい点です。プロレーサーはある程度は車のメカについて理解しており、メカニックと相談しながら車のセッティングを詰めていきます。漢方の治療もまさにそれと同じです。医師、薬剤師と一緒に自分自身も薬について詳しい知識を持ち、相談しながら服薬していく必要があります。

漢方薬による治療は連携プレイ!

漢方は細かい作用の違いでたくさん種類があります。自分も生薬の作用や効果を理解することで、医師、薬剤師と協力して健康を作り上げていける非常に有効な治療法の一つだと思います!