最初に思想ありき
東洋医学では最初に世界の成り立ちについて思想があります。全ての現象はその思想の中での役割を果たしていると考えられ、その役割を当てはめられます。
一方の西洋医学は、最初に現象の観測・観察から始まります。観測された現象からその背後にあるシステムについて考察します。例えば地動説は、詳細な天体観測から導きだれました。惑星の移動を矛盾なく説明できる仮説が生み出されて、さらなる観測でその仮説を実証する方法が西洋医学的アプローチです。
東洋医学的アプローチは世界の成り立ちを哲学的に捉えて、それを医療技術という具体的な方法論にまで落とし込みます。そのため、未知なことはなく、全ての状態に対して説明をすることが可能です。東洋医学的アプローチは行き詰まることがありません。
西洋医学的アプローチは非常に狭い範囲で、他との連関を無視して、作動メカニズムを説明しようとします。そのため、他の理論とすぐに矛盾するし、手立てがなくなることがしょっちゅうです。ただし、ごく狭い範囲で一時的に状況を改善したかのように見せかけることはできます。