こんにちは薬剤師の赤羽です。今回は「コストのかかる修復仮説」について調査したのでご報告いたします。
「コストのかかる修復仮説」を理解することは若々しい体を維持することにつながります。
「繁殖」こそが全て
この世に生きる動物はエネルギーを「移動」、「繁殖」、「体の維持」のいずれかに割り当てないといけません。この中で自然選択が重視するのは「繁殖」です。それ以外のことは必要最低限にする必要があります。
体の維持はコストがかかる
体を若く維持することにはエネルギーが必要です。そんなことにエネルギーを使うくらいなら「繁殖」にエネルギーを注ぐべきです。この結果、動物には特殊な能力が備わりました。それが必要に応じて「体の維持」にエネルギーを振り分けるという能力です。
動物は体を使った時だけエネルギーが「体の維持」に使用されるのです。
体を使った作業をこなした場合は修復のためにエネルギーが使われます。このエネルギーが体の若返りの源です。
コストのかかる修復仮説
体の修復には大きなコストが必要です。普段からそんなことにエネルギーを使っている生物は簡単に滅びてしまいます。そこで必要に応じて「修復=若返り」にエネルギーを使える動物だけが生き残りました。もし若返り体のであれば、体を使うしかないのです。
参考
運動の神話 下 ダニエル・E・リーバーマン?(著) 早川書房