1週間に150分以上の運動で若さをたもつ

こんにちは薬剤師の赤羽です。運動にはあらゆる健康効果が期待できます。しかし、いったいどのような運動をどのくらいすれば良いのかが問題になります。適切な運動について調査したので報告します。

1週間に150分の運動

世界の主要な保険機関のほとんどが1週間に150分以上の有酸素運動を推奨しています。有酸素運動の強度は3METs以上が目安になります。3METs以上の運動であれば何でも大丈夫です。軽い運動としてはウォーキング、強度の高い運動では登山やランニングです。

運動強度の目安

運動強度の目安であるMETs(メッツ)について詳しく紹介します。1METsとは座って安静にしている状態です。軽いウォーキングが3METsです。ランニングは10MTEsです。最近はスマートフォンにMETsを計測する機能が付いていたりするので参考にすると良いと思います。

運動の効果

適度な(週に150分以上)運動をするとどのような効果が期待できるかまとめした。生活習慣病に効果があるのは当然です。それ以外の効果に注目してまとめました。

どのような? どのくらい? だれに?
全死亡リスクの低下 50%低下 85歳までの人
伝染病にかかりにくくなる 生存率が2倍になる マウスでの実験
アルツハイマーの予防 30−50% 全ての人
特定のガンの発症リスク 30−50% 全ての人
各種心疾患 30−50% 全ての人

まとめ

適度な運動(150分以上/週)はなかなか難しいことです。ここまでできなくても良いので少しづつ頑張って習慣化を目指しましょう。

参考

運動の神話 上・下 ダニエル・E・リーバーマン (早川書房)

 

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