自由と引き換えに失ったもの(自己責任という重荷)

こんにちは薬剤師の赤羽です。今回は我々が大好きな「自由」を得た代わりに、何を失ったのかを検討してみたいと思います。

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高齢化社会(自由な世界)

進む高齢化社会のなか、老老介護、介護離職などの問題が深刻になっています。これは「自由」の代償なのではないでしょうか?地方では子供達が大学進学のために東京に転居してしまい、そのまま東京で就職してしまうケースが多いものと思われます(1)。子供達が何を学ぼうが、どこに住もうがそれは「自由」です。生まれた土地やしがらみに囚われない世界が「自由」です。今の世界ではそれが常識です。何を犠牲にしてでも「自由」が一番優先される世界です。

だれにも迷惑をかけてはいけない

「自由」に生きれる代わりに払った代償は「自己責任」です(2)。全ての結果の責任を個人が負わないといけないのです。孤独になるのも自分のせい。家族と一緒の過ごせないのも自分のせい。困ったときにだれかに助けを乞うことなんてできません。これも高齢者の独居問題、孤独死などの背景にある「自由」の代償の一つです。

この考え方が正義なのか?

「自由」を優先して「人間の絆」を「お金に変える」ような今の社会が果たして健全と言えるのでしょうか?薬局に来る高齢独居の方々は自己責任でそのような状態になっているのでしょうか?考え方を変えないとこれから進む高齢化社会は本当に地獄のような社会になってしまうと思います(3)。

参考文献

1)大学進学にともなう人口流出と地方創生(大和総研)
https://www.dir.co.jp/report/research/policy-analysis/regionalecnmy/20180104_012631.pdf
2)世界は贈与でできている(ニュースピックス)近内悠太 p55 自由な社会の正体
3)平成28年版厚生労働白書-人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える-
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16/backdata/01-01-01-02.html