現代の我々が信仰する宗教とは?

こんにちは薬剤師の赤羽です。皆さんは信仰する宗教がありますか?日本では無宗教の人がおおいかもしれません。でも、現代に生きる我々が気づかずに信仰する宗教があります。その宗教を掘り下げてみたいと思います。

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かつて世界を席巻した宗教

かつて世界で人々に生きる意味を与え、正義や悪の指標を提供したものはなんだったのでしょうか?それはキリスト教やイスラム教では神であり、原始仏教や道教では自然の摂理でした。かつての人々は自分がこの世界で生きる意味、何が正しいことで、何が悪いことなのか自分で考える必要はありませんでした。すべて宗教が与えてくれたのです。

今の世界の宗教

現代を生きる我々は、神や自然崇拝を失ってしまいました。今の我々に生きる意味や善悪の判断基準を与えてくれるのは「人間至上主義(ヒューマニズム)」という宗教です。我々が求める人生の意味、正義や信念などはすべて人間が自分自身で決めるという考え方です。人が何を正義とするかは自由、自分が何を正義とするかも自由。そのため、人々は自分磨きに精を出し、カウンセリングに通ったり、自己啓発に勤しみ、自分探しをするのです。

信念が揺るがないことがいいこと?

皆さんは揺るがない信念があることをいいことだと思いますよね?これは人間至上主義の典型的な考え方です。生きる意味、善悪の正解が自分の中に揺るぎなく存在するということです。私はこの考え方に反対です。考え方なんて、社会や周囲の環境、人間の影響でいくらでも変わると思います。自分の中に存在する普遍的な正義などないでしょう。正義があるとすれば人間関係の中、即ち共同体、コミュニティの中にこそ存在するというのが私の考えです。

まとめ

私たちの生きる意味、善悪の判断基準は「人間至上主義」という現代の宗教から生まれています。無宗教だと思っている人は自分を俯瞰してみると面白いかもしれません。

参考文献

ホモ・デウス(下)ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社)p33