人の成功は運で、自分の成功は努力の成果なのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。みなさんは人が成功した時、たまたま運が良かっただけだと思うことはありませんか?一方、自分が成功したときは頑張った成果だと思いませんか? 人間にはこのように考えがちな性質があることがわかっています。これを「基本的な帰属の誤り」といいます。

あいつはたまたま運が良かっただけだ

人間は他人が「良い大学に進学できたとき」、「良い会社に就職できたとき」、「良い結婚ができたこと」。などについて、運が良かっただけだと考えがちです。その人がどれだけの努力をしてきたのかを想像することは、ほとんどしません。あいつは家庭環境がよかった、友達に恵まれた、など環境や運の要因を重視しがちです。

自分が成功したのは努力が実ったから

一方、自分が苦労して「良い大学に進学したこと」、「良い会社に就職したこと」、「良い結婚をしたこと」などは努力が報われたと考えがちです。一生懸命勉強したんだ!、あれだけ就職活動を頑張ったんだ!、必死に口説いたんだ!などです。運の要素なんか、ほどんどなかったと思い込んでしまいます。

この考え方は人間関係を悪くする

「人の成功は運で、自分の成功は努力の成果」というように考えるように人間はできています(基本的な貴族の誤り)。この考え方では自分は有能で周囲は無能というように見えてしまいます。これでは周囲の人間を尊重し、良好な関係を築くことが難しくなります。
人間にはそのように考えてしまう傾向があると知っていれば少しは緩和することができると思います。良い人間関係を築くために自分への戒めにしましょう!

参考

認知バイアス辞典(フォレスト出版)