薬局は必要なのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。薬局って必要ですか?昔はお医者さんで薬がもらえましたが、今は医院の近くの薬局でもらうことが多いと思います。お医者さんでもらった方が楽ですよね?昨今はオンライン診療が活発になってきました。オンライン診療では処方箋を発行せずにお医者さんが薬を送付してくれるサービスが人気です(1)。
そんな状況の中で薬局の存在意義が大きく問われています。しかし、私は薬局は日本人の幸福と健康を守るためになくてはならない大切な業種だと思っています。

薬局のイメージ

薬局では薬剤師が薬の説明をしてくれます。みなさんはそのときにどう思いますか?そんなことインターネットで調べればわかるよ。説明うざいな。ですよね。特に持病があり毎月同じ薬が処方される方はそう思うことが多いと思います。

薬局の仕事は情報提供だった

このようなイメージは知識至上主義だった頃の薬局の印象です。お客さんは薬について知らないけど、薬剤師はよく知っているという情報格差が薬局の存在意義だった時代のことです。インターネットが普及した現代社会で情報格差はありません。調べれば誰でも高度な情報にアクセスすることが可能です。難しいことでもわかりやすく説明してくれるサイトも充実しています。すでに情報格差が薬局の存在意義である時代は終わりました。

情報が多いことが問題だ!

今の時代、薬を飲む際に悩むことは情報が多すぎて決断できないことです。調べたら副作用がたくさんあって心配すぎる。インターネットで自分が飲んでいる薬の悪い情報を見た。複数の治療方針を提案されて、自分で選ばなければいけない。ダイエット法がたくさんありすぎて選べない。複数のお医者さんに通っていて心配になってきた。などです。

正解が無い問題に取り組むためのパートナー

現代の薬剤師はこのように情報過多によって生じた新しい問題に取り組むことがその存在意義です。みなさんは誰も正解を知らない、答えのない世界にたった一人で放り出されてしまっているのです。誰かにとっての正解は必ずしもあなたにとっての正解ではありません。その不安でいっぱいの冒険を一緒に旅してくれるのが薬剤師です。

薬剤師を活用しよう

薬剤師は冒険の大切なパートナーです。かかりつけ薬剤師という制度をぜひ活用してください。かかりつけ薬剤師を選べばあなたとタッグを組んで冒険してくれる薬剤師を作りやすくなります。

参考

1)クリニックフォア:https://www.clinicfor.life

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