医療従事者は生活習慣病に罹らないのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。医療従事者は生活習慣病の知識が豊富です。テレビのワイドショーでもお医者さんが健康情報を話しています。そんなお医者さんをはじめとする医療従事者は生活習慣病に罹りづらいと思いますよね?でも実際はそんなことはなく、ほかの職業の方と同様に生活習慣病に罹ります。なぜ、生活習慣病を熟知した医療従事者が罹ってしまうのでしょうか?

医療従事者も生活習慣病に罹る

知識の豊富な医療従事者は何が健康に悪いことで、何をすれば健康になるのか熟知しています。知っているなら簡単に予防できるはずですよね?しかし、実際には医療従事者が生活習慣病に罹りにくいというデータはありません(1)。いつもお医者さんに行くと、「痩せてください」とか「食塩控え目にしてください」といわれると思いますが、自分達だってできていないということです。すなわち、健康に関する知識がいくらあっても生活習慣病の予防には役に立たないということです。

対話の必要性

では、どうすればいいのでしょうか?それは対話によって知識を知恵に変換することです。知恵がつけば人間は行動が変わります。生活習慣を変えることもできます。「知識」と「対話」の両方によって生まれる「知恵」が行動変容には必要です。片方では不十分です。

知識は行動変容のために必要な情報ですが、対話によって自分のものにならなければ役に立ちません。
対話は知識を実際に役立つ知恵に変換するために必要な行動ですが、知識がなければただの無駄話です。

パソコンで例えるならばソフトウェア(アプリ)のダウンロードが「知識」でインストールが「対話」です。その結果実際に使えるソフトウェアが「知恵」です。

運動をすることの重要性は知識として知っているだけでは不十分です。対話によって知恵のレベルまで昇華させないと行動に移すことはできません。

どうやって対話するのか?

実は知識を対話で知恵にするのには時間がかかります。対話によって納得し、それを実行して成功体験を積み、少しずつ体にしみこませていくのです。そのために継続的な対話が必要になります。継続的な対話の手法として欧米では「コーチング(2)」という手法があります。

薬剤師を使おう!

日本ではコーチングは一般的ではないし、利用しようとすれば高額な料金が必要になります。しかし、幸いなことに健康に関する対話は薬剤師がしてくれます。インターネットやお医者さんから得た知識を本当に使える知恵に変えるためにかかりつけ薬剤師を利用して対話しましょう!

参考

1)協会けんぽ分析データ
2)コーチング