優秀な社員がそろえばいい会社なのか?

こんにちは薬剤師の赤羽です。一流企業は一流大学出身者ばかりで構成されていそうな気がします。個々の能力の高さが組織の能力を決めるような気がします。しかし、それは違うということが明らかになってきました。メンバーへの思いやり、優しさ、安心できる環境こそが結果を出す組織の必須条件です!

幼稚園児に負ける大人

茹でていないスパゲティの麺(20本)、糸、セロテープ、マシュマロ(てっぺんにつける)を使って、高い塔を作る競争が行われました。チーム戦で争われたこの競技で幼稚園児チームとビジネススクール(MBA:経営学修士)の学生チームのどちらが勝利したと思いますか?

幼稚園児チームの圧勝です。結果は66センチ(幼稚園児)と25センチ(ビジネススクール)です。
※これは数十回にわたって繰り返された実験結果の平均値です。

保育園時が圧勝した理由は絶対的な安心感が理由です。全員が同じ目的に向かって一丸になっています。活発な意見のやり取りを通じて改良に改良を重ね、結果を出すことができたのです。

余計なことを考える大人

一方の大人は上手に協力することができません。なぜなら、安心感が欠けているからです。なにか意見を言ったら、誰かから批判されるかもしれない。そう信じているのです。高い塔を作ることよりも、チームメンバーから批判されないことが大事になってしまいます。活発な意見のやり取りは期待できません。持てる力の半分も発揮することができません。

優秀な会社とは

みなさんがイメージする優秀な会社とは、優秀なメンバーで構成され、結果を追い求める厳しい組織なのではないでしょうか?そんな組織は幼稚園児にも勝てない駄目な組織です。そうゆう組織には安心感がありません。なにか発言すればすぐに批判されます。そんな組織では幼稚園児に勝てません。

これからの世界を変える、優秀な会社とは安心感に包まれた温かい組織なのです。

参考

最強のチームを作る(ダニエル・コイル)かんき出版

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