こんにちは薬剤師の赤羽です。断食とカロリー制限の違いについてさらに検討を進めたいと思います。
断食の本質とは?
前回のブログで断食をすることで基礎代謝を減らさずにダイエットができるということを書きました。それ以外にも重要な要素があります。むしろそちらの方が、断食の本質的な効果かもしれません。
インスリン抵抗性に対する影響
「インスリン抵抗性」という現象がダイエットと非常に大きな関係があるとする説があります。このことは以前のブログでも触れています。インスリン抵抗性が生じて、インスリン分泌量が増加することが体重の増加を招くという説です。
断食のインスリン分泌への影響
断食により「インスリンが食事により分泌されない」時間を意図的に作ることでインスリン抵抗性を改善することができます。その結果としてインスリン分泌量が低下し体重が減少します(1)。カロリー制限食では少なからずカロリーを含むため、インスリンが分泌されてしまいます。そのため「インスリン抵抗性改善」の効果は薄くなります。断食中にカロリーが少しでもあるものを食べるのはNGです!よく、食事を酵素ドリンクに置き換える方法が提唱されていますが、少なからずカロリーを含むため、インスリンが分泌されてしまいます。できれば、避けた方がいいでしょう。
具体的な方法
まずは週に1回、1日1食を取り入れるところから始めてみるのがおすすめです。特に月曜日はやりやすいのではないでしょうか?日曜日にご馳走を食べた時はチャンスです。翌日の朝、昼を抜いてみましょう(2)!
参考文献
1)世界最新の太らない体 ジェイソン・ファン(サンマーク出版)p394
2)世界最新の太らない体 ジェイソン・ファン(サンマーク出版)p422